平成26年7月12日(土) 山田山林 参加:5名

本日は当別山田山林の3回目。今年最後の施業です。
参加者は山主の山田さんを含めて5名。今シーズン最少人数でしょうか?でも笹刈りの精鋭ばかりですよ。また、シラカンバの方々が4名ほど参加されました。

今日の作業はもちろん笹刈り。この季節はこれで決まりですね。
前回ラフに刈りはらった場所を、より丁寧に刈っていきます。

c0173813_08495430.jpg
c0173813_08495060.jpg

さて、作業のようすは特に目新しいものはないので、今回は勝手に「森の動植物観察会」をテーマにしました。
この季節、森の中はどっちを向いても緑色です。写真を撮っても緑ばっかりで、なにを撮ったのかよくわからない写真ばかりになってしまいます。そんな中でひときわ目を引いたのがこれ。

c0173813_08504814.jpg

エゾニワトコです。
写真ではよくわかりませんが、とても鮮やかな、真っ赤な実がふさふさと実っていました。

前回刈りはらったところからは再びウドが立ち上がっています。
野生の生命力です。でもさすがにちょっと痩せてきているような...

c0173813_08515909.jpg

ここの森で一番まとまって生えているのがこのトドマツ。
直立してとても整然としています。幹にツタウルシを纏っているのは人間を寄せつけないためでしょうか??
c0173813_09003452.jpg

残念ながら立ち枯れてしまったトドマツ。でも、枯れても存在感は消えません。
芸術の森の野外美術館にある、砂澤ビッキの彫刻「四つの風」はこれをモデルにしたのではないか?
c0173813_09094373.jpg

トドマツの次に目立つ木がこれでしょうか?
マカバ、別名ウダイカンバです。シラカンバよりも断然大きな葉っぱが目印。100年後に立派な木材として伐採されることでしょう。

c0173813_09104759.jpg

次はお花の紹介です。
前回2週間前に来たときはツルアジサイが花盛りでしたが、今回は同じユキノシタ科のノリウツギに主役を交代しています。色は地味ですが、なぜか存在感のある花です。

c0173813_09141782.jpg

これもユキノシタ科、水色がきれいなアジサイです。花びらが5枚というのが意外な感じ。

c0173813_09144228.jpg

これはなんの花でしょう?
どなたかご存じでしたら教えてください。写真ではわかりにくいですが、ツル性でネギ坊主のような丸い集合花がいくつも咲いていました。

c0173813_09152222.jpg

このへんで少し昆虫も紹介しましょう。
とても豪華な衣装の毛虫さんです。クスサンでしょうか?タラノキの幹を黙々と登っています。かなり大きく成長した姿。繭を作る場所を探しているのでしょう。1本の木に3匹ほど棲んでいましたが、我が会の虫博士は大喜びで2匹ほどお持ち帰りになりました。おうちで羽化させるそうです!

c0173813_09161060.jpg

すでに繭になっちゃたのも発見。スカシダワラ。

c0173813_09163075.jpg

次の虫さんです。
カミキリムシの仲間でしょうか?種類はよくわかりません。でも、やっぱり緑の海の中で赤い色は目立ちます。目立つとどんなメリットがあるのかはわかりません。

c0173813_09170605.jpg

こちらは目立とうとしているわけではないと思いますが、これだけ集まるとおのずと目立ちます。アリが経営するアブラムシ牧場です。どう見ても気持ち悪いのですが、人間に飼養される牛の群れも、見方を変えるとこんなふうに見えるのかもしれません。

c0173813_09173990.jpg

とても穏やかな雰囲気を演出するアマガエル。幸せそうです。

c0173813_09180236.jpg

ウルシがもう実をつけています。またかぶれてしまうかも。

c0173813_09183424.jpg

クルミも豊作になりそうです。秋にはリスやネズミが走り回るのかな。

c0173813_09185516.jpg

というわけで、まあ森の中にはさまざまな生命が生長しているものですね。

休憩中に山主の山田さんから少し話を聞くことができました。
面積は25町歩あるそうです。ひとりだと1日作業をしても知れたものだし、はかどらないからすぐ嫌になってしまうので、ウッディーズのような団体に入ってもらえるのはとてもありがたいとのことでした。3代にわたって受け継いだ山なので大事にしてきたいそうですが、ひとりでは限界があるし、
手入れするには費用もかかるし、なかなかたいへんなようです。

帰り道のクルマの中、同乗の3人でいろいろ話をしました。山林を相続してもそれを維持していくのは容易ではない。それでも、伐期を迎えた針葉樹をうまく活用して、経営的にもなんとか持ち出しせずにすむような方法を探りつつ、後継の広葉樹を育てて、いい森にしていきたいものですね、というような意見にまとまりました。

(大竹)

[PR]

by woodies | 2014-07-17 09:26 | 活動記録 | Comments(1)  

Commented by 大竹 at 2014-07-20 16:17 x
会の虫博士ドクターKにより以下が判明しました。
写真10:イケマ(アイヌ語) 薬用、魔除け。
写真13:アカハナカミキリ 成虫はシシウドやノリウツギなど白い花に集まる。
そのほか、クスサンやニワトコ、ヨツバヒヨドリについても詳しく教えていただきました。

<< 7月19日(土) 当別22世の... 平成26年7月5日(土) 北ノ... >>