平成26年8月2日(土)柴原山林 天候:晴れ 参加:6名

暑いです。連日の30℃超、さらに湿度も申し分なく高く。
これらに立ち向かえるのは、充分な水と、適量の塩分と、こまめな休憩と、でっかいおにぎりX2個。そして森に対する強い愛情があるからです。

さて南区の奥深く、モアイさんのいる広大な霊園を越えて今日作業の山。著者は初めての入山です。山に入らせていただいての第一感、「いい森!」。
いきいきと艶やかな生命を感じます。野鳥の声がたくさん聞こえるのは虫や木の実など食べ物がたくさんある証し。豊かな生態系が保たれていることを感じます。
すぐにでも散策したくなるきれいな山道が奥へと続きます。

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最初のお出迎えは樹皮にとまるマイマイガ御一行様。今年は多いですね。活動はホドホドにしていただきたく。
山道の脇に目立つのはマメ科のヌスビトハギ。盗人萩って名前もすごいですね。果実の表面がマジックテープ状で衣服にくっつきます。ひっつき虫やドロボーと呼ばれます。
その横にはオオヤマサギソウも咲いています。

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この森が初めての私、次のようにベテラン会員に教わります。

この山を守っていた柴原茂松さん。自然を愛し、山を慈しみ、自ら木を植え80才を越えてもなお毎日山に通い手入れを続けた。しかし2004年、無情にも台風18号がこの山を容赦なく襲い、大切に育ててきた木々を次々となぎ倒した。積み重なる風倒木の惨状。

計り知れない
柴原さんの深い悲しみ。99才で亡くなる前年にも山が見たいと家族に願い、車窓からずっと山を見続けていたという。「しぜんと共に生きて行く」。柴原さんの言葉。

ご遺族がこの遺志を引き継ぎ、これに共鳴した当会も2009年に動く。
なぎ倒された木々をすべて取り除いた。山道も作った・・・。そして今日、「いい森だ」と感じずにはいられないのは当然だと思った。
一度もお会いできなかったけれど、柴原さんの思いが伝わってきた。この森に毎日通い、なにを思い、なにを見つめていたのか。その「思い」が人々に伝播し行動となって荒れ果てた森を蘇らせたのだ。

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間伐した木々の間から心地良い陽光が差し込みます。
柴原のおじいちゃん、心配ご無用ですよ。この後はしっかり引き継ぎます。空から見ていてください。腰が入ってないよ、と叱られますかね。
少しでもお手伝いしたいという強い思いだけはあるので許してください。

昼食です。おにぎりX2個をたいらげて辺りを見渡せば、おっ!いるいる。
ノコギリカミキリは葉っぱに、サッポロマイマイは地面にいたのを見つけました。

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植生も豊かで、実生-ミショウ-の(種子から発芽して生長した)トドマツもあり。

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午後には山道を進んだ奥にある森の中の「広場」の下草刈りでフィナーレ。
神々の遊び場と思える美しさです。
柴原山林についての詳しくは当会ホームページ内「森林人通信」Vol.53,Vol.60,
Vol.65,Vol.66,Vol.67をご参照ください。(当会広報最高責任者TKGさん編集)


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ではごきげんよう。

(文 森井 撮影 大竹)

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by woodies | 2014-08-05 12:37 | 活動記録 | Comments(1)  

Commented by TKG at 2014-08-05 21:03 x
最近の「活動の記録」がそうであるように、植物や昆虫の画像で楽しませてくれて、イイなぁ~。
ただ、文末の「当会広報最高責任者TKGさん…」って、「最高」は「無」の誤りですね。「お詫びして訂正します」でしょう。
またのルポ、楽しみにしてます。

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