平成27年8月1日(土) 柴原山林 天候:晴れ 参加:8名+1名

ジメジメした天気が数日間も続きましたが、今日は抜けるような青空です。南区にある柴原山林は、先代の山主さんがコツコツと毎日お一人で山に通い、森づくりに励まれていた山だと聞いております。しかし平成16年の台風18号による強風被害を被り、大量の風倒木が散乱し、手も付けられない状態だったところを当会がお手伝いに入って今に至ります。

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集合時間より少し早く到着すると、すでに大汗をかいたIS事務局長が・・・。
参加者の駐車スペース確保のため草刈りをしていたようです。

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8名で手分けして山に入ります。手慣れた要領で準備をします。本日は、白樺の樹皮を使った工芸作品「白樺細工」の作者であるFさんも特別に参加しています。これはまた後ほど。伸びきった山道の下草を、刈払い機で刈り進んでいきます。

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この山は樹種が豊富であり、そのことが確かな生態系を育み、野鳥や昆虫たちもたくさん暮らしています。樹幹に一つのセミの抜け殻を見つけて喜んでいましたが、よ-く見ると、まぁ!あるわあるわ。抜け殻のマンションまでも見つけて大興奮です。このセミは、目視からすると『コエゾゼミ』と思われます。お花にとまった描写がキレイでした。短い生命、迷いなく精一杯に生きています。

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草刈り隊が山を進んでいきます。汗をぬぐい、ふと顔を上げて、ハッとします。そこには白樺(シラカンバ)に寄りそう女性が。
そう、この方が白樺細工の作者であるFさんです。北欧の文化である白樺細工は、白樺の樹皮を織り込んで、カゴ,ペン立て,はがき差し,コースター,オーナメント,ランチョンマットなどたくさんのものへと生まれ変わります。フィンランド、ノルウェイなど北欧のほか、アイヌの人々も白樺樹皮を活用していたようで、アイヌ文化としては北海道よりもサハリンでの利用度合いが高かったようです。Fさんは数年前より白樺細工の作品を手掛け、その材料をずっと探し求めていたとのこと。木を生かしたまま、外側の樹皮のみをいただくためには、ある決まった季節があるらしく。その季節の白樺は、樹皮がきれいにペリリ~ッと剥がれるんだそうです。(札幌ウッディーズ会員も知る人が少なかった・・・)たくさんの作品を作るためには材料が必要で、白樺を探して探して、何年も探して、フィンランドからの輸入までも考え、当別のスウェーデンヒルズにまで掛け合ってどうにかしてツテを探したが実らず。。。そうして探し回っていた時に、そう、札幌ウッディーズを知ったという。これはまさに運命のラブストーリーではなかろうか(大げさ)。Fさんの参加は2回目です。前回の参加は、会員であり山主であるTGさんの山でした。そのときにいただいた樹皮で作った作品なんです、と作家Fさんから山主TGさんへとプレゼント。TGさん、とってもうれしそうですね。

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会員みんな、どれどれ、俺も俺もと、TGさんから作品を奪い、手に取り、すごいすごい、と興味津々。どうやって作るのか?皮はどうやって剥がすのか?完成まで何日くらいかかるのか?保存方法は?1本の木から何個分の作品が出来るのか?作品はどこで売っているのか?価格はいくらだ?(下世話・・・)など、もう次から次へとFさんに質問攻めです。おだやかで清純な作品とあって、その作者であるFさんもその通りのお人柄でした。



白樺細工だけでなく、自然派石けんも作られているようです。ブログもなされているとのこと。生活に解け込んでいける作品。将来の有名工芸家さんにも私たちがお手伝いできたなら嬉しいことであり、その作品を手にした人たちの生活に少しでもゆとりと輝きを与えることができたなら、それはつながりという確かな愛と言えるのではないかと感じるのです。まじめか! ハイ、まじめです。

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(森井)

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by woodies | 2015-08-01 23:00 | 活動記録 | Comments(0)  

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