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平成28年1月30日(土) 第6回森づくり交流会 参加9人

楽しかった~!
1月30日、 コープさっぽろ未来(あした)の森づくり基金が主催する「第6回北海道の森づくり交流会」が開催され、16の組織と多くの個人が参加しました。

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交流会はメイン会揚の札幌と全道10会場がテレビ中継で繋がっていて、楽しい体験ができました。「第一部」は写真絵本作家・小寺卓矢さんの講演。小寺さんは十勝・芽室町に在住のカメラマン。「森に息づくいのちの繋がり」をテーマに森林風景を撮影し、作品を「写真絵本」として世に問うという活動をしています。小寺さんが話された一言一言が印象に残ります。


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「少し目をこらせば、何気ない森の風景からも何かが見えてくる」、「森にある全てのものが何かの役割を果たしている。死んだものさえも命の更新を支えていく」などなど。
面白い試みがされました。阿寒の森で撮影された、花、虫、木の芽などの映像6枚をスクリーンに映し出し、テレビで結ばれた各会場の参加者がその1枚ずつにふさわしい言葉(文章)をつけるというものです。それを再現してみると次のようになります。

ハチがイチゲの花の蜜を吸う写真には「おいしいなあ」という言葉が添えられました。
以下、花に取りつくアリ 「きれいな花に、えさ探し」
羽化したばかりのセミ 「きょうね!(生まれた)」
大木の根元に粘りついて上を見上げる(?)カタツムリ 「てっぺんには、いつ着くだろう」
発芽したばかりのオニグルミ 「こんにちは」 2本のブナの実生 「いっしょだよ」

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遥か離れたところにいる、知らない6人が「詩」を紡ぎ出し、一冊の「写真絵本」を作るという斬新な試み。即妙の言葉の新鮮さ、みんなで作るという一体感、和やかさがたまりませんでした。小寺さんのお話しは、森ってこんなところ、子供だちとのワークショップ、何を考えて写真をとつているのか、モリイクのことなどなど興味尽きない盛りだくさんの内容でした。
そうそう、自作の写真絵木「森のいのち」の読み聞かせも良かった。見て、聞いていると日頃のあれやこれやをすっかり忘れて、その世界に入り込んでいましたもの。絵本は子どもだけのものではありませんでした。       

(ここまで 高原 記)

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「第二部」は、小寺さんと、「もりねっと北海道」代表・山本 牧さんの対談。
以下、印象に残った山本さんの森づくりに関わる至言のいくつかを。植物は生きものと見なされないことが多いが、生きものそのものだ。植物の方が熾烈な生存競争を生き延びている。(アレ? 小寺さんのお話だったかな)
森は…なるようになる。生きたがっている樹を育てれば良い。人間は森と関わらざるを得ない。その関わり方が問題だが、「罪悪感」を持ちながら、謙虚に、対話しながら…。森は人間の我が儘を許してくれるかも知れない。人間の試行錯誤を森はフィードバックして(返して)くれる。森をつくることで人が育つ。森づくりは人づくり。

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「第三部」は、各参加団体による活動自己紹介。制限時間1分の「アピール・コンテスト?」
昨年は、ウッディーズが「よくアピールしたで賞」(?)を受賞したので、今回も「二匹目のドジョウ」を狙って虎視眈々。一分間ピッタリの、入念な原稿を用意して臨んだが、チョットしたアクシデントが切っ掛けで、声は上ずるは、セリフは忘れるは…。ウッディーズ自慢の活動を述べるズーッと手前で、無情にも終了のブザー(チャイム?)が響く。マイクの前で呆然としていると、脇から係の女性が引っ張り下ろしに来たりして (>_<)
コンテストの結果発表が始まり、うな垂れて、いや、平静を装って健気にも各受賞者に拍手していると、「札幌ウッディーズさん!」とコールされるではないか!「もっと話したかったで賞」の受賞だって (^O^)


トドック! トドック! 主催者の優しい思いやりが失意の老活動家?にトドック!
だから、というわけでは断じてなく、とても楽しい、有意義な集会だった。ただ、久しぶりに会うウッディーズメンバー、交流の機会を設けなかったのが痛恨の極み。(計画していたのに…)
日頃の活動にはなかなか参加できないけど、森や自然に対する関心を満たすこの種の催しには参加するという会員が多いということに改めて気付かされた…という意味でも有意義だった。

(高川 記)
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by woodies | 2016-01-30 19:00 | 非公式活動 | Comments(0)  

平成28年1月13日(水) 第11回山林調査(山林施業計画策定)ワーキンググループ 天候:晴れ 参加:6人

朝から天気もよく、今年初めての活動にふさわしい日となりました。今日は山林調査 WG が行われる日で、はるか小屋にいつもより少なめの 6 名が集結しました。話によると、小屋では年明け早々水道凍結による浸水があり、 TG さんが泊まり込みでストーブを焚き乾燥する一騒動があったそうです。さて、今回の作業内容は、 HP 上でもお知らせしていた、標準地調査の集計作業を室内で行います。

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これまで現地調査の際、各標準地内のある太さ以上の全ての木、 1 本ごとに樹種、直径、価値区分、その他必要な樹高などを測定・記録してきました。ただ、そのままの状態ではどんな木がどのくらいあって、どのサイズが多いのか、また、健全な木はどのくらいあるのかなど、林分の内容が分かりにくいので一度集計、整理する必要があります。集計とはいっても、ごく単純なもので、集計用に用意した罫紙に、出現した樹種と価値区分を記入し、直径欄に正の字をとってカウントするだけです。

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さて参加者6人がそれぞれ 1 つの標準地を担当し、早速作業開始です。この作業は単純ではありますが、一度集中力がとぎれると、またやり直しになってしまうという単純ゆえの不便さもあるわけで、「○○さんちゃんとやってますかー?」などという冷かしに、「話しかけるなー!」だとか応酬しながら作業を進めていきます。

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こうして集計が終わると、その結果をもとに再度、集計野帳といわれるものに移記、清書していきます。

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次に実測した樹高を直径毎に整理します。

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樹高は、直径と樹高の関係から、 1 本毎の材積(木の体積)を求め、林分全体のボリュームを推定するうえで重要な因子です。   これまでの WG では、斜面方位や尾根などの立地、過去の施業経過などを考慮し、広葉樹で 133 本、針葉樹で 24 本の樹高を測定しました。その結果、それぞれの林分の各直径に対応する樹高のおおよその傾向が見えてきました。

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相談の結果、斜面の向きなどにより、それぞれ示す傾向は多少違うものの、測定値全体を丸めて平均化しても極端な差はないだろうという結論になり、近似式にあてはめて直径毎に対応する樹高を針葉樹、広葉樹別に決定しました。

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次に先程の集計野帳の樹高欄に決定した樹高を記入し、材積表から一本毎の材積を読み取り、樹種毎の本数とを掛け合わせて、材積のトータルを計算します。これにて、標準地を代表林相とする林分の姿が見えてきました。

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このような経過から自分の手で導き出された数値というものには、やはり皆さん興味深々で、 ha 当たり本数と材積から平均単材積を求めて、自分なりの分析をする姿も見られました。 WG がまた新たな次元へとステップを踏みだした瞬間です。

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昼食は、 持参した弁当のほかKY さんが餅を持ってきて下さり、それをストーブで焼いて、チーズを乗せていただきました。ごちそうさまでした。

さて、昼食をはさんで最後の仕上げです。午前中は集計野帳をまとめたわけですが、今度はその野帳に標準地ごとの概況を記入した表紙をつける作業を行います。この表紙には、調査年度、林小班、林分の面積、人工林、天然林の別、標準地の大きさや内容、調査方法、 No テープ色、番号などなど、必要項目を記入していきます。

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このデータのよりどころは以前 WG で作成した、 TG 山林の各種情報を整理したカルテや、調査時にメモをとっていた項目などです。
本来であればこうした調査結果の整理は調査後に日をおかずやったほうがいいものです。調査した本人でも時間がたってしまえば記憶も覚束なくなるものです。今後調査を行うときにはこの点も頭に置きながら進めていきたいと思います。

一連の作業が終了し、調査結果の一通りの整理がつきました。次回は 2 月 20 日ですが、今回の調査結果を図表にしてよりわかりやすくし、それをもとに参加メンバーで今後の森林の取り扱いについてディスカッションしていきたいと思います。次回も大勢の方の参加をお待ちしています。

文、写真  笠倉

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by woodies | 2016-01-13 23:00 | 活動記録 | Comments(1)