定例活動 北の沢第2都市環境林 下刈
よさこいソーランも始まり、札幌は真夏の熱気に包まれました。
一方、藻岩山の緑は輝くばかり。
190万人を超す人口を持つ都市でありながら、市街中心部から20~30分も車で走れば森とふれ合うことができる環境は札幌ならではかもしれません。
今日の作業は、2007年の植栽場所の下刈りです。
まずは、登山道の北側に位置する第一斜面から。
2004年の風倒木被害によって明るくなった地面には、植栽した木を覆うようにチシマアザミ、オオイタドリ、アキタブキなどが繁茂しています。
刈り払い機を使って、斜面の下部から上部へと刈り進みます。
作業では併せて剪定ばさみで、枯れ枝を切り落とします。
植栽木の場所を確認したり、木のごく近くを刈り払う細かな作業では手鎌も活躍。
休憩中の広葉樹の木陰の涼しさ。
日向と日陰ではずいぶん体感温度が違うようです。
でも、休憩する場所に注意して!
これはツタウルシです。
3枚の葉とツヤツヤした表面が特徴です。
作業は登山道の南側の第二斜面へ。
「あれ、草が少ない?」
「涼しい!」
この場所は、第一斜面よりも上木の広葉樹の密度が高く、空は木の枝(樹冠)に覆われて光が射し込む場所は所々。
第二斜面の中でも日の良く当たる場所は、植栽した木の、そして草の伸び具合も活発です。
今後、これらの場所の木の生長はどのように変わっていくでしょうか。
昼食後は、刈り払い機の手入れです。
「刃に力を均一にかけ続けられるように、楽な姿勢で」
「やすりは研ぐ回数を決めて、ねじるように」
刃の形も、方法にも、使い手の個性が出ますね!
午後は吉村山林へ移動して、ツル植物の手入れやササの刈り払い、先日に引き続いて道づくりを行いました。
写真は、道づくりの様子。
刈り払い機でササを刈り、ササを取り除き、鍬で整地しています。
作業後に吉村さんから差し入れていただいた冷えたスイカの美味しかったこと。
みなさま、お疲れさまでした[Ao]。
by woodies | 2010-06-12 00:00