山林機械・分解整備研修
快適な伐木作業には、チェーンソーの日常的な保守・点検が欠かせない。
というわけで、昨年に引き続くチェーンソー整備講習会である。
柴原山林での野外講習会だ。
相変わらずムシムシして暑いが、数日続いた猛暑を思えば、ラッキー! と思わなければ…。

今年も講師にスチールの五十嵐さんを煩わせ、
チェーンソーを分解・整備してもらい、
機械の仕組みと整備の手法を学ぶ。
五十嵐さんは、少しの滞りもなく手際よく機械を分解していき、
優しい語り口で懇切な説明を添えてくれる。
プロの手捌きについウットリしそうだが、

参加者の学習意欲は高く、ひっきりなしに質問が飛ぶ。
会所有と個人所有のチェーンソーを次々と分解し、整備していく。
中には、「これは見事な焼き付けだ」と講師も驚く、
エンジン焼き付けの見事なサンプルもある。
所有者は、「貴重な教材だろう」と負け惜しみを言うが、
小型機種なら一台買えるくらいの修理費がかかる (;_;)

エンジンの不調を招かないための留意事項。
①まめに分解・清掃・調整を行い、「パーツは消耗品」と考え、
消耗の度合いにより交換する。
(エアフィルター、点火プラグ、ダイヤフラムなど)
②旧い混合油の使用を避ける(調合後は1か月以内に使う)
③キャブレター付近にある「夏・冬切り替え装置」を適宜
「夏位置・冬位置」に設定し、
エンジンのオーバーヒートやキャブレターの凍結を防ぐ。
スターターは、目一杯に引かないよう気をつけよう。
スプリングやロープの損傷を防ぐために。
日ごろから
取り扱い説明書に親しみ、
内容を理解して
簡単な整備・点検を自分でやることが肝要です!
と諭され、納得して講習会を終わる。
(たかがわ 記)
by woodies | 2010-08-21 00:00