平成25年5月3日 植苗の森 天候曇りのち雨 参加者9名
美しい森を育てるべく新たな樹種を植えるため区画伐採したあとの整理である。
まずは作業前のようす。
伐採後の木材がまだ林床一面に取り残されている。伐採木の根元が膝上の高さで残されあちこちにそびえ立っているままだ。次の植樹作業ができる状態にするため、今日はこれらをきれいに取り払うのだ。
木材を拾う。両腕に抱きかかえる。手に担ぐのもやっとの重~いものもある。 とにかく一面にある。息が上がる。汗が目に入る。銀色のリヤカーが大活躍だ。リヤカーの操縦士は先日入会されたUさん。
腐食した木材の中にも、よく見れば立派な「薪」となるものがたくさん見受けられる。 薪材の確保は今日のもう一つの大切な作業である。取り残された木材がゴミだと侮るなかれ。
さて休憩だ。副会長はテキパキと、ものの1分でタープを建てる。火を熾して身体が暖まるまで3分の手際良さだ。
アカゲラのドラミング音が高らかに森に鳴り響く。黄色いナニワズ(ジンチョウゲ科)の花が咲いている。
Wさんからおすそ分けいただいた葡萄が甘くて美味しい!
心身ともにエネルギーチャージした後は、本日の総仕上げ。チェーンソーのエンジン音も軽快に、乱立する残された木材の根元をどんどん切り揃えていく。
最後は、このようにきれいに片付きました。
人の手が加われば、森は大きく美しく育つ。いま日本では、作業者の高齢化や林業の衰退等の理由から手つかずの森林が放置され荒れ果てている。
札幌ウッディーズはこれからも、東へ西へ、北へ南へ駆け巡る。森を育て、そして森から学んでいくのだ!
(M著)
by woodies | 2013-05-10 18:19