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5/29(日)北山山林 枝打ち・間伐

参加者17名 曇りのち晴れ 気温19℃風強

古の言葉に、段取り八分仕事二分とありますが、役員の皆様による熱いご指導とご心配の思いを背に此度初めてリーダーとなりました。大凡準備は順調に進み、当日を待つのみと相成りました。前日もとい未明までZOOM懇親会が長引いたものの、朝5時に何とか邪念と布団を払い退け窓の外へ目をやると、この季節特有の「海霧」でした。もう少し様子を見ようとしたところオレンジ色の光に包まれ、気が付くと短針が2時間進んでいました。
地球外生命体の仕業に違いない。連絡用ブログのパスワードが直ぐ出てこない。さては記憶まで消されそうになっていたようです。

千歳市と苫小牧市の間、新千歳空港滑走路傍にある今回の現場は自宅から10分の通勤経路周辺であるものの、自然がいっぱいの素敵な北山山林です。
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前回から、集合に際しては連絡事項や打ち合わせに続いて安全告知、特に当日の作業に即したヒヤリハット報告を再確認することになりました。また、今回は久しく行っていない枝打ち作業もあるため、顔面保護具等の装具を確認し、いざラジオ体操標準語Ver 因みに数日前、周辺ではクマの目撃情報が数件あり、皆さん更に熊対策の装備も用意していました。

昨年から幾度と続いた強風せいか、いつもの道は倒木等で狭隘となり、多くの方がオーナーの先導を受け迂回路を目指しました。黒板に爪を立てるように不快な音は車の外板を攻撃するかの如く自然界が文明の侵入を拒んでいるようにも聞こえました。すれ違えないような一本道を暫く進むと漸く数メートルに育った蝦夷アカマツが校庭で並ぶ児童の様に我々を出迎えてくれていました。

巻き付いた蔦を外し、人の背丈程を枝打ちすることにより、より多くの陽の光を招き入れ、栄養を幹に集約できるようにする様は、お出かけする子供の支度を手伝っている様な気持ちになりました。作業前と比べ鬱蒼とした木々の周りも木漏れ日が差し込み、スッキリ明るくなりました。これらは動力を使わない作業であり、感染対策以上の距離をとる必要性が無いため、楽しくコミュニケーションを取りながら一斉に手を進めることができました。
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今度は風倒木と傾斜木の処理。「俺のチェーンソー」の出番です。女性会員も小ぶりながら「アタイのチェーンソー」のお披露目となりました。オーナー様より森に穴を空けないようにとの厳命がありますので、調子に乗って彼方此方切り倒す訳にはいきません。

しっかりと選定の上、安全を考慮し作業開始。冒頭の打ち合わせ通り、合図の笛と人払いそしてもう一度周り見る、を徹底! やはり植樹の樹木ではないため、密集度合いが高く掛かり木になりやすい環境でしたが、手順に則って安全に作業を進めることができました。

途中、夫々持参したお昼ご飯をいただきましたが、木々の隙間から見える陽の光、青い空、流れる雲、揺れる葉の音、森の香りそして仲間との会話が添えられたそれらは決して豪華ではありませんが、何んとも言い表せられない贅沢な逸品でした。 食事中タイミング良く木の枝が落ちてきましたが、それも自然を楽しむ微笑ましい出来事となりました。
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聞くところによると、冒頭枝打ちをした木々が木材とし出荷されるのは40年程経った頃となるそうです。我々の活動は即、目に見えるものばかりではないかも知れませんが、何代もの人々が携わりバトンタッチをして初めて整えられる環境にロマンと愛おしさを感じつつ日々の安らぎを享受して貰っていることに改めて感謝の念を抱き最敬礼。

今回は幸いヒヤリハット報告がありませんでしたが、敢えて言うならば初リーダーにて二度寝にヒヤリハット致しました。お後がよろしくないようで・・・
(記:俺のチェーンソー 海岡)
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by woodies | 2022-06-05 21:17 | 活動記録  

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