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7月9日(土)NPO新山川草木 22世紀の森 草刈り

天候:曇りのち晴れ 参加:16名

 今回の活動は、当別町青山の「22世紀の森」。「22世紀の森づくりの会」さん、「シラカンバ」さんと合同で、年に一度のお手伝いです。札幌からはちょっぴり遠い活動場所ですが、どろ亀先生ゆかりの森ということで、今年も張り切って向かいました。
 朝8時半にJR当別駅に集合の後、会長の車を先頭に、恒例の大名行列で「22世紀の森」に向かいました。余談ですが、道中、西田さんがテンに追われるリスを見かけたとのこと。思わず「頑張れ〜!」と(リスに)手を振ったと聞いて、朝からほっこり和みました。

 現地に到着したら、刈払い機等、道具一式を並べて確認。
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 そして、恒例の“方言訛りの激しい”ラジオ体操で、身体も気分もほぐれたら準備完了です。刈払い機使用メンバーは、道と植樹エリアの2班に分かれて作業を分担。残りメンバーは手鎌で植樹された苗木周辺の除草を行いました。雑草に埋もれている低木を切らないように注意しながら、背丈ほどに生い茂った雑草を、ひたすら刈って行きます。
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 最初は薄曇りの天気でしたが、そのうち陽射しが出て直射日光が当たりはじめると、じりじりと暑くなってきます。私は手鎌の作業だったので、しゃがんで草陰に隠れながら草刈りを続けましたが、暑さで次第にペースが落ちていくのを感じます。「昨年は熱中症になった人がいた」会長の言葉が頭をよぎります。今日は、頑張り過ぎないように気をつけよう…と、自分に言い聞かせながらの作業となりました。

 暑さと疲れで限界を感じ始めた11時頃には、周りのメンバーもすっかりバテたのでしょうか、気がつくと全員が木陰に座り込んで休憩していました。
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 しばらくの間、誰も立ち上がらず、「木陰から出たくない!このまま、早めのお昼にしようか?」などと言いながら、しばし休憩。「10年前はもっと若くて動けたのになぁ〜」と、ぼやく会長(多分、皆、同じくですよね…)。そうこうするうちに、宮田さんが颯爽と動き始めたのを見て、皆さん「もう1丁やるか…」と重い腰をあげて、作業再開。再び、どんどん雑草を刈っていきました。
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 12時少し前になると、待ちに待ったお昼の笛が鳴りました。皆さんお楽しみの焼肉です。お手製のおにぎり、お肉、野菜にシーフード、盛り沢山のご馳走でした(いつもご馳走様です)!
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 沢山いただいてエネルギーが満タンにチャージされたところで、午後の作業再開です。刈り残した箇所や、道をメインに草刈りをして、ほどなく終了となりました。最後に、サプライズで昔懐かしのチューブ入りアイスキャンディーが配布されて、暑さでへばっていた一同、大喜び!子供の頃を思い出すような、懐かしい味でした。

 今回は、これまでの活動の中でも、トップクラスの暑さだったんじゃない?という話が出たくらい、暑い中の作業でしたが、最後まで体調を崩す人もいなくて、無事に解散となりました。皆様、お疲れ様でした!
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(記:佐藤ひ)

# by woodies | 2022-07-19 12:20 | 活動記録  

6月26日(日)髙川山林 作業道づくり、笹刈り

天候:曇り時々晴れ 参加:19名
 こんにちは、今回ブログ担当の役を仰せつかりました -イエローメット- です。

(と言っても特に新規会員の方にとってはこの -イエローメット- とは何者ぞとお思いのことでしょう、簡単に言えばこのブログを書くときのペンネームです。詳しく知りたい方は確か去年の夏のこのコーナーまでさかのぼると登場します。)


 今回のミッションは、先回にひき続き『高川山林』の「作業道作り」と「笹刈り作業」です。ところでここ「髙川山林」は現在8箇所ある『ウッデイズ』の活動ステ-ジの中では特殊な地域に在ります。どの様に特殊かと言いますと、他のステージは周囲が森林や農地等の人里から離れた地域に在るのに対して、ここは閑静な住宅街と隣接しているという点です。という事はただ単に山の環境のみ考えての作業では足りず近隣住民の住環境に配慮した山作りが必要になってくるのではないかと私は思います。例えば『住環境と自然環境の融和」みたいなテ-マでね。
 そう言えば朝のミーティングで山主の挨拶の中で作業道ができ始めて様々な來山者が増えている事と、そんな山でアート作品の展示や演奏会等を開いたりの山の活用方法の構想が語られていました。これこそこの地に相応しい山作りではと感銘を受けた次第です。
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前置きはこれくらいにして作業内容に入ります。
 今回の参加人数は19名です。天候は「曇り時々晴れ」先週末まで付いていた雨マークは解除になり、作業しやすい天気です。
集合場所である「高川山林」の管理小屋の『山風庵』前広場へ続く急勾配な石段を、一人、二人と参加メンバーが登って来ます。また先に着いた者が後の者の手伝いにおりたり、はたまた忘れ物を取りに戻る者がいたり、上に下への騒ぎです。その内どこかでつまらないオヤジギャグの応酬が始まり出すと、広場に収まり切れない人数になり、今回のリーダーの掛け声で出発の儀式が執り行われました。
 いつもの様に「ラジオ体操」、「安全作業、コロナ、熱中症等の対策の注意勧告」、そして先に少し触れましたが「山主の挨拶」そして「作業分担の振り分け」。
作業は「笹刈班」4名と残りが「道作り班」で各班がそれぞれ二つに分かれ行われる事になりました。
 作業開始です。「道作り班」は、前回の続きの作業を黙々と行います。
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私は「笹刈班」なので刈払い機の安全点検をして安全防具を装備して急な斜面の山道を先回の続きの場所へ向いました。
 作業中はミーティング中の会長の助言を思い出し、地面すれすれの位置で刈るよう心掛けました。そうするとつまずきの原因の突き出た笹の根が無い分歩き易くなり、作業が先回より楽になりました。
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またもう一つ気が付いたことが有ります、それは刈払い作業とは刈り終わった草やら笹を排除するという生産性のない作業というイメージを私は持っていましたが、実は笹薮の中に埋もれようとしている幼木に陽の光を当て生育させるという山作りに欠かせない作業であり、決して非生産的な作業で無いことに気付かされました。
 そうこうするうちに中々無くならない刈払い機のガソリンも昼近くになるとやっと無くなったので最後にもう一度スターターロープを引いて完全にガソリンがなくなったのを確認して集合場所の広場へ戻るべき山道を刈払い機を担いで下りました。

 いよいよ昼食です。今回は前もって会員用ブログにて告知されていた通り、佐藤会員特性のカレーです。しかもライスとサラダ付き、そのうえ、かもめ保育園からドリンクの差し入れがあり、至れり尽くせりのランチタイムでした。
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そしてそのカレ-の味は・・・、恐らく大量のチキンでとった出汁のコクと玉ねぎなどの野菜から出た甘味そして適度な香辛料が醸し出す香りが合いまった芸術的な味で思わず「!うまいっ!!」といわざるをえませんでした。
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そんな至福のひと時を味わいながら山に目を向けると以前よりも木々が高くなり空の領域を追いやって山が襲っている様です山の成長を感じまました。(皆さんの苦労の賜物ですね。)

 午後からは、全員が「道作り作業」に取り掛かります。焼き丸太を使った階段作りにも慣れてきたようで、尾根までの道がついに完成したようです。
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 私は使用した機械の清掃をしてから「道作り」へ参加するつもりでしたが「刈払い機」の刃のカバー部分の汚れがしぶとく結局「道作り作業」の終了時までかかってしまいました。その後「終礼」が行われ今回の活動が締めくくられると、メンバーは朝上って来た石段を降りて行来ます。それを尻目に1度も作業道の出来栄えを見る事が出来なかった私は、誰もいなくなった作業道へと逆戻りしました。
 10メートル程進むと全長1メートル程の「青大将」と思われる蛇の横断に遭遇、向こうも気が付いた様で作業道の山側から海側に向かって横たわったまま海を見下ろす形で固まっているではありませんか。私がそっと後戻りすると彼(彼女)は静かに海側へ降りて行きました(おそらく「青大将」だけではなく他の生き物もこの道をすでに活用して居る事でしょう)。私は今回の作業の最終地点まで行き戻りましたが、作業道を一人歩いてみて「來山者」が増える状況がしみじみと実感できました。
ひょっとしたらこの「山」自体がアート作品なのかもしれません。と言う事で「山作り」のアーチストの皆さんお疲れさまでした。そして「青大将」に代わってお礼を申し上げます[アリガトウゴザイマシタ]これにて今回のブログの「マウス」を置きます。

記:イエローメット

※間伐ボランティア「札幌ウッディーズ」は、真如苑(一般社団法人環境パートナーシップ会議(EPC))様他、様々な団体様からの助成金を頂き活動しております。

# by woodies | 2022-07-09 16:25 | 活動記録  

6月11日(土)髙川山林 作業道づくり、笹刈り

天候:朝通り雨、曇りのち晴れ 参加:21名(子供2名、体験1名)

本日のフィールドは銭函の高川山林(ワオーの森)である。
前回の秀逸なブログの後はハードルが高くなり、皆様が尻込みするのでは・・・
と僭越ながら手を上げた次第ですが、さて、実際困ったな~と。
まっ、仕事の時と同様に『報告書、困った時は、箇条書き』で行こうと思います。

まずは本日リーダーの宮田さんによる朝礼、作業内容の確認です。
班編成は、2班で前回の続きの遊歩道づくり、ほかに1班で南尾根の遊歩道周囲と展望台左側斜面の笹刈りをおこないます。
作業時の足元確認や落石に対する注意、刈払い機は始業前点検をおこない、保護具を着用のうえ作業時は10m以上離れること、熱中症対策として水分はこまめに摂取すること、作業中は各自マスクを適切にはずすこと等々の安全指示がありました。
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そしてラジオ体操(本日は福島弁)。それぞれの本日の体調確認と準備運動をおこなった。
その後、遊歩道づくり班は現地へ向かい、笹刈り班は会長による刈払い機の点検・取り扱い方法、作業終了後のメンテナンス・長期保管時の注意などのレクチャーを受けた。
いままで知らないことがいかに多かったと認識される非常に内容の濃いものでした。会長ありがとうございました。
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始業前点検をして、いざ笹刈りへ。
他のメンバーと南尾根へと向かうが、この山道が運動不足の体にはたいそうこたえる。
ハアハア言いながら施業エリアへ到着。一呼吸おいてから10m以上の間隔をとり遊歩道周囲の作業開始。リーダーは一人展望台へ。
黙々と笹を刈るが急斜面に転石、ひねくれたように曲がった笹の根元に悪戦苦闘し思うように作業が進まない。それでも踏ん張りながらひたすら笹を刈る。刈る。刈る。
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そうこうしているうちに昼食の合図である。施業場所が分散し移動に時間がかかるため、バラバラと集まってきて各々が持参の弁当を頬張る。
暖かい日差しと爽やかな風。裏表のない人そして裏面しかない人達による、軽妙でたわいのない会話、あるいは冗談とも本気とも知れない毒舌のやり取り。
笑顔と笑い声のなんと心地良いことか。
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さてさて、午後からは午前の作業の続きです。
なんと、遊歩道づくりは早くも予定の尾根までが終了し、尾根筋まで手を掛けています。前回は遊歩道づくりに参加したが、この作業は中腰状態が多くとても腰がつらい。

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笹刈りは午前中の続きだが、この斜面での笹刈りは非常にキツイ。
笹で足元が滑る、傾斜で何度もずり落ちてしまうを繰り返すうちに、いつの間にか遊歩道全体が見渡せるほどになった。
この達成感があるからやめられない。というか、つらい作業にも耐えられるのだと思う。
リーダーが展望台から下りてきて作業終了の指示があり、パンパンに張った足を引きずりながら見晴らしの良くなった南尾根を後にした。
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遊歩道づくりの方は尾根筋に丸太階段を設置するまで進んだらしい。すばらしい(パチパチパチ)。施業の成果は写真を見て確認いただきたい。
施業を通じてこの森が着実に良くなっていくのを感じる。
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どの施業も誰かの役に立っているという実感と喜びがあるが、施業の先に“未来の希望である子供たち”の笑顔があるという点で、このワオーの森は他の施業場所とは一線を画しているように思う。

個人的な感想だが、このボランティアに参加していつも不思議に思う。年齢・職業・社会的立場の違うさまざまな人たちが休日に集まり、普段はほとんどしないであろう肉体労働で汗を流す。自分のためではなく他の誰かのために、しかも皆笑顔である。人は周囲の人に支えられて生きている。それを命の連環体と言うらしい。
連環体が鎖のように連なって連続体となり、未来へとつながる。今、私たちはワオーの森の連続体を形成しつつあるのかも知れない。

昨年お亡くなりになった『知の巨人』立花隆さんが、本州によくある竹藪について語ったことがある。竹はすべてが地下茎で繋がっていて、ひと山全部が一つの植物、生命体であると。
このウッディーズに集う面々は地下茎の如くどこかで繋がっているのではないか・・・
笹を刈りながら、そんなことを想った。

では又、次回にお会いしましょう。   (まつだ)

※間伐ボランティア「札幌ウッディーズ」は、真如苑(一般社団法人環境パートナーシップ会議(EPC))様他、様々な団体様からの助成金を頂き活動しております。

# by woodies | 2022-06-13 10:31 | 活動記録  

5/29(日)北山山林 枝打ち・間伐

参加者17名 曇りのち晴れ 気温19℃風強

古の言葉に、段取り八分仕事二分とありますが、役員の皆様による熱いご指導とご心配の思いを背に此度初めてリーダーとなりました。大凡準備は順調に進み、当日を待つのみと相成りました。前日もとい未明までZOOM懇親会が長引いたものの、朝5時に何とか邪念と布団を払い退け窓の外へ目をやると、この季節特有の「海霧」でした。もう少し様子を見ようとしたところオレンジ色の光に包まれ、気が付くと短針が2時間進んでいました。
地球外生命体の仕業に違いない。連絡用ブログのパスワードが直ぐ出てこない。さては記憶まで消されそうになっていたようです。

千歳市と苫小牧市の間、新千歳空港滑走路傍にある今回の現場は自宅から10分の通勤経路周辺であるものの、自然がいっぱいの素敵な北山山林です。
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前回から、集合に際しては連絡事項や打ち合わせに続いて安全告知、特に当日の作業に即したヒヤリハット報告を再確認することになりました。また、今回は久しく行っていない枝打ち作業もあるため、顔面保護具等の装具を確認し、いざラジオ体操標準語Ver 因みに数日前、周辺ではクマの目撃情報が数件あり、皆さん更に熊対策の装備も用意していました。

昨年から幾度と続いた強風せいか、いつもの道は倒木等で狭隘となり、多くの方がオーナーの先導を受け迂回路を目指しました。黒板に爪を立てるように不快な音は車の外板を攻撃するかの如く自然界が文明の侵入を拒んでいるようにも聞こえました。すれ違えないような一本道を暫く進むと漸く数メートルに育った蝦夷アカマツが校庭で並ぶ児童の様に我々を出迎えてくれていました。

巻き付いた蔦を外し、人の背丈程を枝打ちすることにより、より多くの陽の光を招き入れ、栄養を幹に集約できるようにする様は、お出かけする子供の支度を手伝っている様な気持ちになりました。作業前と比べ鬱蒼とした木々の周りも木漏れ日が差し込み、スッキリ明るくなりました。これらは動力を使わない作業であり、感染対策以上の距離をとる必要性が無いため、楽しくコミュニケーションを取りながら一斉に手を進めることができました。
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今度は風倒木と傾斜木の処理。「俺のチェーンソー」の出番です。女性会員も小ぶりながら「アタイのチェーンソー」のお披露目となりました。オーナー様より森に穴を空けないようにとの厳命がありますので、調子に乗って彼方此方切り倒す訳にはいきません。

しっかりと選定の上、安全を考慮し作業開始。冒頭の打ち合わせ通り、合図の笛と人払いそしてもう一度周り見る、を徹底! やはり植樹の樹木ではないため、密集度合いが高く掛かり木になりやすい環境でしたが、手順に則って安全に作業を進めることができました。

途中、夫々持参したお昼ご飯をいただきましたが、木々の隙間から見える陽の光、青い空、流れる雲、揺れる葉の音、森の香りそして仲間との会話が添えられたそれらは決して豪華ではありませんが、何んとも言い表せられない贅沢な逸品でした。 食事中タイミング良く木の枝が落ちてきましたが、それも自然を楽しむ微笑ましい出来事となりました。
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聞くところによると、冒頭枝打ちをした木々が木材とし出荷されるのは40年程経った頃となるそうです。我々の活動は即、目に見えるものばかりではないかも知れませんが、何代もの人々が携わりバトンタッチをして初めて整えられる環境にロマンと愛おしさを感じつつ日々の安らぎを享受して貰っていることに改めて感謝の念を抱き最敬礼。

今回は幸いヒヤリハット報告がありませんでしたが、敢えて言うならば初リーダーにて二度寝にヒヤリハット致しました。お後がよろしくないようで・・・
(記:俺のチェーンソー 海岡)
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# by woodies | 2022-06-05 21:17 | 活動記録  

5/14(土) 新篠津村 耕地防風林 部分伐採

参加者:22名(うち子ども2名・役場の方2名) 天候:曇り時々雨
 さて今年度3回目となる今回の活動は、新篠津村にある篠津運河沿いの防風林の間伐作業です。
場所は、当別町との境界付近で新篠津村の北側の端っこです。前日までの天気予報では雨が予想され開催が微妙な感じでしたが、当日リーダーの友子さんをはじめ会員の熱い思い?が天に届き、開始直後の一瞬の小雨以外はおおむね曇りで時折日差しも降り注ぐ、まずまずの天気での開催となりました。
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参加者は20名を超え、いつも通り朝のミーティングにて本日の作業内容や注意事項の説明、ラジオ体操後に作業開始です。
作業内容は、畑の際の防風林の立木が風で畑に倒れないよう、選抜した20数本を間伐し、倒した木の枝打ちと玉切り、玉切りした木の集材、運搬作業となります。ここで問題が一つ、防風林の間伐ということで間伐する木は防風林なだけにいつも一定の方向から風を受け一定の方向に傾いているようです。(どこの防風林もこんな感じかどうかは知りませんが・・)その風で重心の大きく傾いた木を畑と反対側に倒すのが本日の大きなミッションです。

今回のミッションの依頼主であり、防風林の所有者である村役場の方は「最悪は畑側に倒してもオッケーと、畑のオーナーに承諾はいただいています。」とおっしゃっていましたが、実際に作業を開始してみると口で言うのは簡単ですが、そのミッションの困難さを身に染みて体感しました。
私も偉そうに活動記録を書かせて頂いていますが、ウッディーズ参加は本日が2回目の、ずぶの素人で知識も技術も超未熟なこともあり、私が考える様に思い通りに木は倒れてくれないばかりか、まったく正反対に倒れ、さっそくヒヤリハットを経験する始末です。
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伐倒作業は大きく二手に分かれて実施していたので、防風林の奥側での作業状況は分かりませんでしたが、伐倒木の状況や風の状況などから今回のミッションは難易度が高く危険が危ないということで、役場の方のお言葉に甘えて伐倒方向は無理せず畑側へ変更となりました。
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作業を継続するうちに、あっという間にお昼休みです。風があったので風よけに隣接する納屋を開放していただき、各自持参したお弁当と、おやつやコーヒーをいただき鋭気を養いました。
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午後からの作業は、ミッションを変更したこともあり、間伐を予定していた木を全て伐倒完了、玉切り材を車の入る場所まで人力で運びます。
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運んだ材は薪ストーブの薪材等として持ち帰りOKということで、参加会員の需要が満たされるまで供給(運搬作業)が続きました。
最後は会長のピッカピカの軽トラに玉切り材が満載されたところで、本日の作業が全て終了しました。
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会員の皆さんは良い汗と心地よい疲労と共に、玉切り材をゲットし、依頼主の新篠津役場の皆さんからも感謝の言葉をいただき、気持ちよく帰路につきました。
帰りは「道の駅新篠津」も近くにあり、私は寄り道して新篠津産の野菜もゲットし充実した一日となりました。皆さん大変お疲れ様でした!

(記 佐藤)

# by woodies | 2022-05-20 12:08 | 活動記録