2008.02.11 参加者数:15名
2月11日(建国記念日)冬季限定冬芽(とうが)観察会が白幡山で賑々しく開催された。ちらちらと粉雪が舞うが、風もなく穏やかな日和の中、15名の会員が参加しました。出発してほどなく、とど松林の中を、エゾリスがわれわれを迎えてくれ一同大感激。
白幡山のカンジキコースを、いつもの調子でわいわいがやがや、あちこちでグループが出来て「この木なんのき?」とお勉強会です。冬は「葉っぱが無いから難しいなー」と思うが、夏は「葉っぱがズーット上のほうにあって、どんな葉っぱか判らない」。もっと木に親しまねばなかなか覚えられないんですね。冬芽には、葉になる芽と花になる芽があり、葉芽は細長く、花芽は丸く膨らんでいる。
林内に「神樹(シンジュ)」と言う名の中国原産の木あり、さっぱり役に立たない木として有名だそうである。別名ニワウルシというが、漆の木ではない。国蝶オオムラサキが食卓にするエゾエノキも2本植えられている。つた漆の実を見つけた。直径6ミリメートル位で縦縞があるきれいな実です。今は冬なので触ってもかぶれたりしない。
動物の足跡も興味深いもの。特に野うさぎの足跡は非常に多く、幼木の食痕は鉈で斜めに切ったように鋭くとがっている。ウサギの歯の鋭さに驚かされます。
気がついてみると、もう午後1時でカンジキ1時間コースを3時間もかけて歩きました。「この木なんの木?」、「あの足跡は何?」等といって歩いていると時間の経つのも忘れてしまった1日でした。